このブログ自体は完全にジャンル違いですが、気にしないで。
本ページの内容について
2022/7現在、↓よりPHOENIXWAN用基板だけを調達することができます。\13,900也。
https://www.gamo2.com/jp/products/detail.php?product_id=102
本ページでは、金欠な皆様のためにPHOENIXWANの基板だけを買うことにより、安価にDAOコンをPHOENIXWAN + 仕様にアップグレードする方法について解説します。
言うなれば「ジェネリックPHOENIXWAN」です。DAOコン持ちからすれば、普通にフェニワン買うよりだいぶ安く済むからね。
なお、ここではDAOコン筐体の加工には触れません。筐体加工について知りたい方はネットで検索してください。(丸投げ)
対象コントローラー
↓こんな感じのフォトインタラプタ(皿センサ)がついてるDAOコンが対象です。つまりフェニワン以前のほぼ全てのDAOコンが対象。
このセンサは交換しません。使えるものはそのまま使います。
センサ変えないで皿の反応変わるの?と気になる方もいると思いますが、大きく変わります。
皿の感度はセンサではなく、分解能によって決まるからです。
ところで、フェニワンの説明で最高分解能は1/288、その時の有効回転距離(直径 220mm のターンテーブルの外縁が基準)は約2.4mmとなっています。
計算して確かめてみましょう。
(興味ない方は飛ばしてください)
PHOENIXWAN + 基板における最高感度の有効回転距離は以下の式で求めることが出来ます。
(有効回転距離)=(スリット円板の直径[mm])÷ 220 ÷ (スリット数×4)
私はフェニワン持ってません。スリット数はネットに転がってる画像で確認した所72でしたが、スリット円板の直径は分かりません。
なので、上式を用いて有効回転距離約2.4mmから逆算してみた所、スリット円板の直径は約152.1mmとなりました。
まあ妥当そうな数値です。実際は直径150mmとかでしょうかね?直径150mmとすると、有効回転距離は約2.37mmになるので。
(もしフェニワンお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントでスリット円板の直径教えて頂けると助かります)
では、次にDAOコンをフェニワン基板に交換した場合の有効回転距離を求めてみましょう。
DAOコンのスリット円板はスリット数80、直径180mmです。
以上の数値を上式に代入すると、有効回転距離は約2.56mmとなります。
フェニワンより若干ではありますが感度が落ちそうです。これが「ジェネリックPHOENIXWAN」たる理由です。
普通にフェニワン買うよりは約3万ほど安いものの、感度は若干落ちます。
ここを許容できるかどうかですね。感度レベル2だと有効回転距離で1mm程度の差が出ますので。
まあちょっとメンテ悪い筐体と思えば許せるかも?
用意するもの
・旧型PHOENIXWAN用の新しいファームウェアキット(https://www.gamo2.com/jp/products/detail.php?product_id=102)\13,900
・正方形普通ボタン×2(E3、E4ボタンが足りないので)(https://www.gamo2.com/jp/products/detail.php?product_id=14)\800
・4pin線材(DAOコンの本体基板と皿センサの間に中間基板がある場合は必要)(https://www.gamo2.com/jp/products/detail.php?product_id=54)\300
・先の細いピンセット(百均で買えるやつでおk) \110~
基板の交換方法
1:DAOコン基板を取り外します。
2:皿センサとDAOコンを繋いでいたケーブル(中間基板があるDAOコンの場合は、用意した4pin線材)を用いて、基板側を以下の様な配線に並びかえます。
コネクタからコンタクト(配線)を取り外して、コネクタに上記の順序で差し込むことで配線の並び替えができます。
配線を取り外す際は、以下のようにツメをピンセットで押し込んでから引き抜くと簡単に抜けます。
差し込む際はツメを再び立てるのを忘れないよう注意。
3:PHOENIXWAN + 基板をDAOコンに設置します。取り付け穴のサイズがDAOコン基板より大きいので注意。
4:以下のように配線します。(画像は公式の交換方法よりお借りしました)
なぜかPHOENIXWANでは使わない皿センサ用4pinコネクタが用意されています。でもピン配列がDAOコンと違う罠。
以上で基板交換は終了です!
筐体は頑張って加工してね!