ついに、初めて、工作に3Dプリンタを活用してみる事にしました。以前からの疑問であった、
3Dプリンタで極小パーツを表現できるのか?
という事について、自分の目で確認してみたいと思ったからです。
今回作ったのはタイトルにもある通り、209系用とE231系用のホーム検知装置です。
1/150の世界ではクソみたいに小さいこの部品、どこまで再現できるのか?
※DMMのクリエイターズマーケットに出品しました。ページはこちら→https://make.dmm.com/item/968265/
ホーム検知装置の3Dデータをつくる
ささっと作りました。
ソフトは有名(らしい)Autodesk Fusion 360です。
数時間で完成。これが1時間程度で作れる腕があればいいのに。
部品のサイズから考えると、成型時に一部、いやほとんどのモールドは間違いなく消失します。細かすぎて。
が、3Dプリンタでどこまで表現できるか確かめたいので、あえてこのまま成型してみます。
成型する
製作にはDMM.makeの3Dプリントサービスを使わせて頂きました。
当然ですが、積層ピッチが小さいアクリルのXtreme Modeでトライです。積層ピッチが小さいほど、精細に出力できるそうなので。
そして届いたのがこちら。
ランナーはアンダーゲートにしてみました。
肝心の部品がこれではちょっと分かりにくいので、ルーペで拡大してみました。
大まかな形は再現できているようです。
意外と悪くなさそうではありますが…とりあえず、使ってみましょう!
まずは塗装
超音波洗浄機でパーツを洗浄した後、ホワイトサーフェイサー1000→グランプリホワイト(209系用)orシルバー(E231系用)で塗装しました。
※全てMr.カラー使用
余談ですが、超音波洗浄機で10分ほど洗浄していた際に、ランナーからパーツが5個くらい取れました。
アンダーゲートなので取れてもパーツそのものに影響はありませんが、紛失しやすいかも。要注意。
取り付けてみた
早速、TOMIXの209系とE231系に取り付けてみました。
手持ちの関係上TOMIX製ですが、他メーカーの製品にも使えますよ。たぶん
接着にはゼリータイプの瞬間接着剤を使用しました。
209系用(E231系900番台にも)
サイズは、ほぼ完璧だと思います。
E231系900番台には、これを銀(ガンクロームの方がいいかも)に塗って使えばOK。
E231系
今回はシルバーを使いましたが、塗ってからガンクローム使えば良かったと思いました。
サイズはこちらも良好です。
結論:意外とイケる
やはり細かなモールドは消失しましたが、パッと見てそれと分かるという程度には再現できました。
現状、3Dプリンターで大きなパーツを作るとコストが嵩みますので、このようなちょっとしたパーツを試しに作って、または使ってみるのはアリではないかと思います。
必要とする方がいるかは分かりませんが、このパーツをDMMのクリエイターズマーケットに出品しました。
商品ページはこちら→https://make.dmm.com/item/968265/
ご入用でしたらどうぞ。