実車が引退して久しい昨今、何故、今更、113系(しかも房総の)を作るのか…。
答えは、私が塗装が嫌いな故に、加工を後回しにしていたからです。
加工するワケとは
TOMIXの113系1500番台ですが、クハはトイレ付ボディしかありません。クハ111-1600は問題ありませんが、クハ111-1500はと言うと、
クハ111-1501~クハ111-1504…トイレ無し
クハ111-1505~クハ111-1506…トイレ付き
ですので、そのままでは実質2編成しか再現できません。その上、
晩年期に1500番台のみで組成された4両編成は存在しない
というダブルパンチ。(再現可能な2編成は両方とも6両編成)
その為、1500番台がクハの4両編成を作るにはトイレ付きの1500番台を作り、中間車は1000番台あたりを他メーカーから調達する必要があります。
…何故、クハ111-1500にこだわるのか?その理由は、
クハ111-1500が2両余っていた
勿体ないから何とかして使いましょう、というだけです。
今回はマリS224編成を作ります。
S224編成の中間車についてはマイクロエースの1000番台を組み込み、先頭車1両は、
このセットからトイレ無しの車端部を頂きニコイチで作ります。
トイレ付きのクハ111-2000(湘南色)は別に用意してあるので、余り3両はマリ117編成になって頂きます。
これで車体の無駄は出ません。金の無駄は出る
大嫌いな塗装も、クハ111-1504の1両だけで済みます。
完成した
(作業中の写真は撮り忘れてしまいました)
上の湘南色は気にしないで…。
あと、下地はMr.サーフェイサー1000(グレー)、塗料はファルベのクリーム1号&青色15号(両方とも缶スプレー)です。
切り継ぎ箇所はこちら。(画像はクリックで拡大できます)
実際は接合部がもっと目立ってしまっていますが、写すとそうでもない(と思う)
合わせ目消しがまだ甘いですが、周りのモールドに影響が出るので妥協。
そして鬼門の前面塗り分けがこちら。
(旧ロットを使ったのでライトとタイフォンの位置がヒドい)
当然、左が自家塗装でございます。やっぱり完成品はスゴい。
側面の塗り分けはどうにでもなりますが、前面の塗り分けラインを正確に出すのは至難の業です、個人的に。
製品は全体青塗装→側面クリーム塗装&前面クリームスタンプの順で塗られてますが、私は
サフ→全体クリーム塗装→(マスキング)→青塗装
の順で塗りました。クリームの隠ぺい力に不安があったからです。
そして結果、自家塗装分は新ロットの青とほぼ同様の色になりました。
旧ロットは青がくすんでいる(より暗い)ので若干色合いが違います。気にはならないレベルですが。
クリームは、新旧製品も自家塗装もほぼ同じ色合いです。
スカ色113の塗装をする時、非常に嫌だったのが↓ココです。
湘南色と比べてみましょう。
国鉄は何故側面のクリームを絞ろうと思ったのか
国鉄は何故側面のクリームを絞ろうと思ったのか
見栄えの為ってマジなの?
おまけ
スカ色(旧ロット)と湘南色(新ロット)では、成型色が違っていた。
スカ色(旧ロット)は黒、と湘南色(新ロット)は緑で成型されていた。
そして、湘南色(旧ロット)の成型色は黒だった。
もしかすると、スカ色もロットによって成型色が違うのかもしれない。
新ロットのスカ色113の青が明るいのは、実は成型色が青だからなのだろうか?
(これについて確認はしていません)